ぜひ皆さんの推薦映画、書物をお知らせ下さい。 編集部事務局
書籍の部

 栗林信彰  平成26・12・25 連合赤軍 少年A
 
こんにちは、栗林です。
先日図書館で『連合赤軍 少年A』が目にとまり読んでみました。
文中84P衝撃な文章に中り愕然とし投稿してみます。
皆様の中にもすでに目にされ読まれた方もいるかと思いますが・・
著者は加藤倫教。本人の自伝です。
テレビ視聴率90%以上、日本中を震撼させたあの連合赤軍による「あさま山荘事件」です。
その時逮捕された5人は
京浜安保共闘幹部・吉野雅邦(23)、同・坂口弘(25)、赤軍派幹部・坂東国男(25)、そして中京安保共闘活動家・少年A(19)、少年Aの弟の高校1年生B(16) の5人でした。 
当時の少年A 即ち加藤倫教(かとう みちのり)愛知県刈谷市出身。
あの有名な加藤3兄弟の二男です。兄の長男能敬、弟三男元久、とともにあの激動の昭和45年の危機と言われた日米安保闘争から連合赤軍による過激派闘争の当事者です。
兄・能敬は一連の総括と言われるリンチ殺人の犠牲者として私の地元にある榛名山山岳アジトで死亡。弟・元久は倫教とともに「あさま山荘事件」の当事者として逮捕されました。 
能敬は懲役13年の服役(刑期満了)後、2003年「連合赤軍 少年A」の題でこれを出版。
一連の事件はその後明らかになった壮絶なリンチ殺人が群馬県下の山岳アジトで行われた事が分かり驚きでした。
この優秀な3兄弟が何故こんな凶悪な事件に係わったのでしょう・・・。
本文にもハッキリと明記されていますが、父親への生き方に対する反発と日本社会への反感等、諸々、それらが3人が共通して抱いていた思い・・とか。
そしてその3人が共通して抱いていた父親像のプロフィールの書かれているのが文中84P。内容の興味がある方は是非本書をご覧下さい。 
こんにちは栗林です。平成26、5、24.
最近読んだ本2冊。
共に堀川恵子薯(講談社)
1.教誨師ーほぼ半世紀にわたって死刑囚の教誨を務めた浄土真宗の僧侶、渡邉普相の 記録。
2.−裁かれた命・死刑囚から届いた手紙。
1966年(昭和41年)、東京・国分寺市で一人の主婦が被害者となった強盗殺人事件が発生した。四日後に逮捕された22歳の犯人・長谷川武は、裁判でさしたる弁明もせず、半年後に死刑判決をうけ、5年後には刑が執行された。その長谷川死刑囚が、独房から関係者に送っていた手紙が残されていた。とくに事件の捜査検事だった土本武司は、当時、手紙に激しく心を揺さぶられ恩赦へと動き出そうとしたほどだった。人が人を裁くことの意味を問う、注目のノンフィクション。(オビ抜粋)

一気に2冊読んでしまいました。
機会あれば是非皆様にも読んで頂きたくて・・・。
こんにちは栗林です。  平成22.4.16

井出元君(いや、井出先生って言わなければ・・)監修の10代からよむ中国古典『論語』にまなぶ人間の品位 拝読しました。
本書では、論語には孔子の言葉が約五百条おさめられているとかその内の26条の教えが、読み下し文、訳文、解説と井出先生の分かりやすい言葉で書かれています。

先日某テレビの番組で小学生だったでしょうか授業の一環で論語の素読をする番組がありました。
《「素読」とは文章を声に出して詠むことである。朗読のように意味や形にとらわれることなく、ただただ文章を口にする。すると古今東西の先人たちの叡智が、やがて言霊(ことだま)となり、自己催眠効果を与えてくれるのである。声に出して詠むからこそ、言葉は人生の糧となるのだ。》と、あります。とてもいいことですね。
本書の中でも
『学びて時にこれを習う  亦た説(よろこ)ばしからずや。』
も、ありました。今からでも遅くないでしょうか・・私も素読にはげみましょう。
Sent: Saturday, April 10, 2010 10:17 PM
Subject: 編集部 ・映画と読書・・「書籍の部」宛て・・
こんにちは栗林です。  平成22.4.10
今回は『私塾・坂本龍馬』のご紹介です。
著者はご存知 武田鉄矢です。ー小学館ー。
芸能界きってのただ単なるCM曰く「龍馬かぶれ」かと思いきや
・・・な、なんと司馬遼太郎さんお墨付きの「龍馬かぶれ」と
言う事で、驚きでした。

読んでみて本物の《竜馬命》には2度驚き。人生のバイブル書
?、金八先生そのものなんです。
歴史好きの方は是非一読ください。面白いですよ。
今年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』もいいですね。
それではまた次回。

Sent: Monday, March 01, 2010 1:48 PM
Subject: 編集部 ・映画と読書・・「書籍の部」宛て・・
こんにちは、栗林です。ー10,3.1。

不幸な国の幸福論  加賀乙彦  集英社新書読んでみました。
著者は現・80歳。日本には現在、貧困国などととは別の形の不幸がはびこってるという。経済成長を優先し、物質的な豊かさに踊った果てに、この国は安心や人間的な結びつきを国民から奪う「巨大な不幸増幅措置」に化してしまったと・・。本書はそんな希望なき時代を生き抜くための提案といえます。
読後、私たちの社会における幸福のありようの激変ぶりを痛感させられました。
中高年層の読者が比較的多いとか・・分かるような気がします

こんにちは栗林です。・10、1・12
本年も宜しくお願いします。
今年最初に読んだ本
立花隆・佐藤優ー文春新書
『ぼくらの頭脳の鍛え方』。
二人が推薦する本200冊ずつ400冊、の中、私あまりにも読んでいないのにガッカリでした。

付随。
今日の【コラム】三山春秋  より。
▼江戸時代末期の安政7(1860)年1月13日、1隻の軍艦が米国へ向かうため、品川沖を出発した。幕府保有の咸臨丸(かんりんまる)である

▼これに遅れること5日、米艦ポーハタンが同じく品川沖を出帆、米国に向かった。米艦には日米修好通商条約批准書交換のための遣米使節一行が乗船。この中に幕府の要職を歴任、高崎市倉渕町の東善寺に眠る小栗上野介がいた

▼先発した咸臨丸の役割は、正使らが乗った米艦の護衛ないし随伴。艦長として勝海舟、軍艦奉行の従者という形で福沢諭吉らが乗り込み、途中、暴風雨に遭いながらも、幕府の船として初めて太平洋を横断した

▼小栗、勝、福沢の3人について、ことしで没後14年になる司馬遼太郎さんは書いている。「二隻の軍艦に、三人の国家設計者が乗っていたことに、われわれ後世の者は驚かざるをえません」(『「明治」という国家』)

▼小栗は、幕府を大改造して近代国家に仕立て直そうとした改造の設計者。勝は、幕府という建物解体の設計者。福沢は、新国家に文明という普遍性の要素を入れる設計者−というのが建築に例えての言だ

▼咸臨丸出発からあすで150年。一行が歓待を受けた米国との間では、沖縄の米軍普天間飛行場の移設をめぐって不協和音が生じている。後世、鳩山由紀夫首相はどんな「国家設計者」
に例えられるのだろうか。 

『坂の上の雲』今年は何年か振りにもう一度読み直してみます。
       平成22年 1月12日
森達也『死刑』朝日出版社。
河合幹雄『日本の殺人』ちくま新書。に引き続き
篠田博之『ドキュメント死刑囚』ちくま新書。読んでみました。
日本中を震撼させた大事件。
連続幼女殺人事件・宮崎勤(08,6月17日死刑執行)。
大阪池田小無差別殺人事件・宅間守(04、9月14日死刑執行)。
奈良女児殺害事件・小林薫(06、10月12日死刑確定。
==子どもを襲い、残酷に殺害。そして死刑が執行された宮崎勤と宅間守。また、確定囚として拘置されている小林薫。
彼らは取り調べでも謝罪はいっさい口にせず、あるいはむしろ積極的に死刑になることを希望した。
では、彼らにとって死とは何なのか。その凶行は、特殊の人間による特殊な犯罪だったのか。極刑をもって犯罪者を裁くとは、一体どういうことなのか。彼らと長期間交流し、「肉声」を世に発信してきたジャーナリスト・篠田が、残忍で、強烈なインパクトゆえに見過ごされてきた、彼らに共通する「闇と真実」に迫る。==が帯です。そして、すべての事件の根底に『その家族』というキーワードがあり、そのキーワード抜きには考えられない何かを、強く感じました。
機会がありましたらご一読を・・
         栗林。平成21、11.25.
こんにちは、栗林です。
世の中を震撼させる凶悪事件が多発するこの頃です。何故なのでしょう。
通り魔連続殺人犯が、「死刑にしてもらう為に」と言う理不尽な理由付けで無差別殺人を犯した、と報道されていました。こんな道理が通っていいものなんでしょうか。

1、森達也『死刑』朝日出版社。
2、河合幹雄『日本の殺人』ちくま新書。
2冊続けて読んでみました。

以下、『死刑』文中引用させてもらうと
死刑とは何か?。まずはこの定義が難しい。
広辞苑によれば「生命を絶つ刑罰」。
廃止論者たちの多くは、「国家による殺人」と定義する。つまりベンヤミンが主張するように、戦争と並んで死刑は、ア・プリオリに内在する個人への暴力の発動であるとの考え方だ。
これに対して存置論者たちの多くは、死刑を「共同体の規範を維持するためのシステム」だと主張する。つまりは犯罪への抑止力。遺族に代わっての国家による仇討ちだと存置の理由を口
にする人も多い。
これに対して死刑廃止を主張する人たちは、犯罪抑止効果への疑問と、誤判や冤罪の可能性を指摘する。その意味ではとても明確だ。これとこれとあれは右側。それとこれとあれは左側。
死刑という制度の裏には何かが潜んでいる、不可知な何かだ。「死」そのものの同心円の周縁には、罪と罰、可虐や報復、贖罪や暴力、怨嗟や憎悪、裏切りや悲嘆などの要素が並び、そし
てこの中心に、「死」がぽっかりと、虚無の深い口を開けている。(等々・・以下略)

本文中はすべて実名で書かれています。
同時にリメーク版DVD『私は貝になりたい』鑑賞。死刑という
制度考えさせられました。

興味のある方は是非ご一読下さい。
こんにちは、栗林です。
図書館の新刊書コーナーでこんな本見付け読んだところ大変面白かった(と、言うより身につまされる様な・・)ので紹介します。芥川賞作家の三田誠広<みたまさひろ>薯『夫婦って何?「おふたり様」の老後』 [講談社+α新書]  内容は・・
・定年退職を迎えてしまった、或いは近々迎えなければならない我々団塊の世代が、定年後のセカンドライフをどう奥様共々元気に楽しく過ごせるか、団塊老人にならないか読み方次第では
指南書みたいな本です。
序章からの目次をみるだけでドキッとしてしまうかも・私の様な自営業よりも、退職金あり、高額年金受給ありのサラリーマンのご主人を持たれる同期の奥様方、読んでみて思い当たる様な事がありましたら是非旦那様に読むように薦めて下さい。
              栗林 2008/3.9。
こんにちは、栗林です。
最近(今年に入って)読んだ本を何冊か紹介します興味のある方は読んでみて下さい。なぜか『日本・日本人』にテーマが偏ってしまいましたが・・
その1・泉三郎薯「堂々たる日本人」・祥伝社
    サブタイトル・知られざる岩倉使節団・この国のかたちと針路を決めた男たち。

その2・渡辺昇一薯「日本人の本能」PHP研究所サブタイトル・歴史の刷り込みについて。

その3・大前研一+一新塾共薯「なぜ日本は変われないのか」ダイヤモンド社サブタイトル・日本というシステムを問いなおす。

その4・榊原英資薯「日本は没落する」

その5・津村 陽薯「商人竜馬」

私の好みもありますが中でも「商人竜馬」は面白かったです。
               栗林 2008/2/28.     
こんにちは、栗林です。
昨日12月8日は言わずと知れた日本軍における真珠湾奇襲により始まった大東亜戦争・太平洋戦争勃発の日でした。から66年です。
司馬遼太郎の『「明治」という国家』にひきつづき『「昭和」という国家』を読んでいます。
司馬さん曰く、日本国家の歴史上からも昭和元年から敗戦の20年までのたった20年が数人の権力者によって日本の命運を左右したであろうと思われる日本有史以来不思議な20年だったと書いています。
一部本文より抜粋して載せてみます。

【・・・日本という国の森に、大正末年、昭和元年ぐらいから敗戦まで、魔法使いが杖をポンとたたいたのではないでしょうか。
その森全体を魔法の森にしてしまった。発想された政策、戦略、あるいは国内の締め付け、これらは全部変な、いびつなものでした。
この魔法はどこから来たのでしょうか。魔法の森からノモンハンが現れ、中国侵略も現れ、太平洋戦争も現れた。世界中の国々を相手に戦争をするということになりました。たとえば、戦
国時代の織田信長だったら考えもしないことですね。信長にはちゃんとしたリアリズムがあります。自分でつくった国を大切にします。不利益になることはしません。
国というものを博打場の賭けの対象にするひとびとがいました。
そういう滑稽な意味での勇ましい人間ほど、愛国者を気取っていた。そういうことがパターンになっていたのではないか。魔法の森の、魔法使いに魔法をかけられてしまったひとびとの心理だったのではないか。・・・の20年は、日本の歴史の中でもちょっと異様だった時代であり、そこには、あるいは別の国だったかも知れないと思わせる、複雑な精神構造だつた・・・】

こんな20年が過ぎた2年後に我々は運良く誕生したのですね。
歴史に興味のある方は読んでみて下さい。

                   2007・12.9
 栗林。         
こんにちは、栗林です。
最近読んだ本の中で面白かったり?、考えさせられたり・・御紹介します。興味のある方は読んでみて下さい・・

1。 「さおだけ屋はなぜつぶれないのか?」
  光文社新書・山田真哉
  コメント・・まず、本の題名で手に取りたくなり、読むと「さおだけ屋はなぜつぶれない のか?」        納得します。中身は経済統計学です。
2。「徳川将軍家15代のカルテ」
   新潮新書・篠田達明
  コメント・・よくこれだけ調べたものです。死因はホントなの?と思われるのも・・さすが    家康公とか、綱吉はビックリの低身長だったとか将軍家の絶対的仕事は?・・など等。
3。「あの戦争は何だったのか」
    新潮新書・保坂正康 
  コメント・・まさに、タイトル通りの「あの戦争は何だったのか」 ・・在学中聞いた迫水     先生の涙の御講話を思い出しました。指導者が道を間違えると、こうなってしまうのか    ・・日本の命運を分けた究極の岐路があった、あの瞬間とは・・
4。「ビジュアルNIPPNO、昭和の時代」
    小学館・伊藤正直・新田太郎
  コメント・・高度経済成長期から現代まで、50年間の軌跡・・その時代の映像写真と統計でみた世相、私たちの歩みと共に・その時代にタイムスリップ。写真を見るだけで懐かしい一言です。

2004.1.21 Tomoko Ide

中根さんの「武士道」面白く拝見しました。
「ラストサムライ」の映画、ナカナカ忙しくてまだ見に行けません。二人で見たいね、と言うばかりです。
新渡戸稲造の本は含蓄があり、元氏は今『自警録』(講談社学術文庫)を読んでいます。
面白いと言っています。
私も次には読もうと思っています。
昨年読んだ、養老猛司氏の『毒にも薬にもなる話』(中公文庫)の中に「型を喪失した日本人」という章があります。
「武士道」と共に読まれると現在私達がなくしたものを分析できて興味深く読みました。お勧めします。
寒い中、風邪に気を付けてください。

2004.1.15 中根

中村君、どうもありがとう。
ともかく、新渡戸稲造著「武士道」を読んでみます


2004.1.15 中村道明

加藤君のメールに私の名前がでていましたので、返信します。
井出君に問い合わせた件は、台湾の元総統、李登輝氏の著書『武士道解題』に新渡戸稲造博士のモラロジー運動への共鳴と廣池千九郎博士の新渡戸稲造博士評があり、その出典の問い合わせでした。
私は武士道について詳しくはありませんが、新渡戸稲造博士の『武士道 The Soul ofJapan』の執筆動機が宗教教育と道徳の関係、日本の道徳の淵源への問いであると思うのですが、詳しくは上記
『武士道解題』は参考になると思います。


2004.01.13 中根

「武士道」を地で行く川島君(?)、自分も本屋で「武士道」という本を購入、
なんと、100年前新渡戸稲造著の訳・解説本。昨日から読み始めてます。
奥が深いのにびっくりしてます。
本の帯に 「映画『ラスト サムライ』で
名著『武士道』が話題沸騰!」とあり、それだけで購入してしまいました。
「真に“人間らしい”生き方、“人間らしい”死に方とは」であります。
自分には重い重いテーマでありますが、がんばって読もうと。
学園の皆様はこうしたミーハー的発想は、許されるのでしょうかねぇ?
道徳科学にはすべてこれらのことも内包されていることとは思います。
という訳で、「武士道」で始まった今年であります(反応のない)。 

Tomoko Ide

読書の秋ですね。
面白い本に出会いました。是非一読をお勧めです。
『バカの壁』 養老孟司 著(新潮新書)
『バカの壁をぶち壊せ!正しい頭の使い方』 日下公人、養老孟司著(ビジネス社)
☆考え方の視点、新しい示唆をうけました
『死ぬための教養』 嵐山光三郎(新潮新書)
☆これから読んでみたい本を発見(参考:いづれも amazon ネットショップで購入)
『「昭和」という国家』 司馬遼太郎(NHK出版)
☆生きてきた昭和という時代を見つめてみようと思っています(図書館)
とても読み応えある本でした。

松本 健

お晩です。今日は全く違ったはなしを。今読んでいる小説は平岩弓枝の「御宿かわせみ」です。5月にも新刊が出たばかりです。今回は「江戸の聖霊流し」です。
前回は「鬼女の花摘み」でした。もう何年もオール讀物に連載されていますので、登場人物とそのロケーションが分からないと、若干読みにくいのですが、HPで紹介しているサイトがあります。
「御宿かわせみ」をキーワードで探せます。おんやどと読みます。
現在NHKで放映もされています。高島礼子と橋之助です。数年前に民放だったと思いますが、沢口靖子と村上弘明のキャストの時が、小説のイメージと合致して最高だったと私は思っています。
読んだことの無い方は一度挑戦してみては。読後感の最高の小説です。では又。

新居英治

「旅路の果て」モンゴメリーの庭で赤毛のアンの作者と少女ローラの交流という設定で、作者と貴方が再会します。
著者 メアリー・フランシスコ・コーディ
訳  田中奈津子
原題 Lucy Maud and Me

こちらは、みなさんへ
「流星ワゴン」著者 重松清
交通事故で死んだ親子(父親と妻の連れ子の8歳の男の子)が、人生に絶望して死にたいと思っている主人公を乗せて過去へさかのぼるドライブで始まる。
それでも生きるのか、やっぱり死ぬ方を選ぶのか。
大きくなって反抗し憎んだ実父、そして、かつては愛していた妻と一人息子への思いなどなど。
明日からは、「なめくじに聞いてみろ」都筑道夫 を読みます。