−廣池千九郎の言葉−(1)


 一日一度は深思瞑想せよ。自分をふりかえってみるようになりなさい。

 教えてもらったことを素直に実行する心になること。
   素直さは万人に愛され、周囲より守られる人になれる。

 人を大切にすること、人を育てようとすること、人を尊ぶこと。
   この心が自分の品位を高める大切な心遣いである。

 人を大切にすれば自分も大切にされる理を知れ。

 どんなわずかなことでも、決してこんな小さなことだと思ってうかうかとしてはいけない。

 至誠とか慈悲とかも、決して言語で現れるようなことはできない。
   その純真な至誠慈悲心は、その人の全人格よりして観られるのである。

 至誠をもって良い品を求めれば、いただいた方も必ず喜んでもらえる。
   また、その品物は生きている。
   なお、そうした至誠の心で差し上げるならば、必ず必要な物を求めることが出来る。
   ちょうどよかった、ああ立派な物をいただいたと心より喜んでもらえる。

 育てる心になると、みんな可愛くなるものじゃ。この心が自分にかえってくる。

                                                     - 出典 「晩年の廣池博士」井出大著 -