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自ら苦労してこれを人に頒つ

(みずからくろうしてこれをひとにわかつ)

世の中には、自分は何一つ努力しないで、利益や幸福を求める人がいます。
また、努力はするが、その結果得た利益や幸福を、
自分や家族だけで享受する人もいます。
しかし、努力しないで求める人も、努力して求める人も、
ともに自分のことだけしか考えない利己心にもづいていますから、
真の安心も幸福も実現することはできません。
最高道徳では、自分の苦労や努力の結果を自分だけのものとしないで、
すすんで他の人々や社会に分かち、つねに全体の幸福をはかるように努めるのです。
すなわち、どのような場合にも「苦労は自分がいたします。
そして、その結果は他人に分かちますから、すべての人々を幸福にして下さい」
と神に祈り、至誠慈悲の心をもって進むのです。
このような生き方は、おのずから自己の品性を向上させ、
心を豊かにし、真の喜びと生きがいを生み出すことになります。
                        広池出版 心のカレンダーより