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率先善を認め勇を鼓してこれを貫く
(そっせんぜんをみとめゆうをこしてこれをつらぬく)
一般に道徳といえば、自分一人だけが行なっては損だとか、
他人のことを思いやっていては生存競争に負けてしまうとか、
今は忙しいから暇ができてから学ぼうなどと考え、敬遠しがちです。
昔から、「人心これ危うく、道心これ微(かす)かなり」といわれているように、
人間の心は利己的にはたらきやすく、すすんで道徳を実行することはきわめて難しいのです。
モラロジーでは、自然の法則、すなわち神の心に従って生きることにより、
真の勇気を得ることができることを教えています。
いいかえれば、私たちは神の慈悲心に触発され、感化されて、真の勇気が湧いてくるのです。
物質本位に流され、人間を真に尊重する精神が希薄になっている今日のような社会にこそ、
率先して善を認め、勇気をもって道徳の実行を貫いていく人が求められているのです。
広池出版 心のカレンダーより