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人間を尊重すれども物質を軽んぜず
(にんげんをそんちょうすれどもぶっしつをかろんぜず)

人間の生活は、精神生活と物質生活によって成り立っています。
したがって、精神だけを重んじて物質を軽んずるのも、
また逆に物質だけを重んじて精神を軽んずるのも、
ともに不合理であるといわなければなりません。
ところが今日の社会では、物質偏重の傾向があり、ともすると
金銭や物質を人間の生命以上に重んじて、自分も無理をし、
他人にも無理をさせて、健康を害したり、人間関係を悪くすることもあります。
最高道徳では、人間を尊重することを根本として、
人間生活を豊かにする範囲において物質を尊重し、
物そのものの価値を正しく生かすことを教えています。
私たちは、真に温かい人格的な交わりと互いの道徳的努力を
尊重するとともに、生命を養う物質の価値を十分に認めて、
調和のとれた生活を築いていくことが必要です。
                        広池出版 心のカレンダーより