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自己の好悪をもって他に強いず
(じこのこうおをもってひとにしいず)
私たちは、それぞれ立場や境遇を異にし、ものの考え方
、興味、関心など多くの点で異なっています。
ところが日常生活では、このような事実を忘れ、
自分本位の考えで物質を判断し、自分がよいと思うことを他の
人に強要することがしばしばあります。
このことは、人心開発救済を行なう場合、とくに心すべきことです。
すなわち、他人の立場や事情を理解しないで、むやみにモラロジーをすすめようとすると
、かえって相手の反感を招くような結果になります。
つまり、動機や目的がどんなによくても、時機、場所、場合、方法を誤ると、
せっかくの努力も実を結ばないことになるのです。
人心開発救済においては、決して自分の好悪を強いることなく、
相手の気持ちや状況をよく考えて、徐々に開発を進めることが大切です。
広池出版 心のカレンダーより