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一長に誇らず心を虚しくして短を補う
(いっちょうにほこらずこころをむなしくしてたんをおぎなう)

私たちは、学問、技術、財産、社会的な地位、名誉など、
自分に一つでも長所があると、それを自慢し、
高慢になり、人を見下すことさえあります。
そして、謙虚さを失い、向上への努力を怠ってしまうのです。
しかし、知識の優れたものが知識に、体力や財力のある者がその力に、
権力のある者が権力に頼るように、自分の長所を唯一の武器として誇り、
少しも自己を省みないようでは、いつまでたっても品性の向上は望めません。
私たちは、他の人々がもっている長所を認め、それに学び、
自己の短所を改めていこうとする謙虚な態度が大切です。
最高道徳では、自分にいかに多くの長所があっても、
決してそれを誇ることなく、つねに自己に反省しながら、
生涯にわたって品性の向上にいそしむことを無上の喜びとします。
               広池出版 心のカレンダーより