29
誠意を尽くして干渉を行なわず
(せいいをつくしてかんしょうをおこなわず)

どのような人も、長所とともに短所をもっています。
とくに短所や欠点については、他人からそれを指摘されることは快いものではありません。
したがって、他人の欠点を指摘する場合には、よほど慎重にしなければなりません。
また、細かい点についての干渉は行なわないことが望ましいのです。
最高道徳では、他人に助言をしたり指導をする場合、まず相手を深く信頼し、
その幸せを祈り、優しく温かい思いやりの心、すなわち真にその人を育てようという親心で接するのです。
次に、物事の正しい考え方や方法を丁寧に教え、その後はみだりに干渉しないで
本人が自発的に理解し体得するのを焦らずに見守るのです。
このような心づかいと行ないを累積すれば、親密で温かい人間関係が生まれ、
自他ともに成長することができます。
                               広池出版 心のカレンダーより