2005.4.1  藤岡 繁

B.国立循環器センターで学んだこと

日本へ帰ってきて思うこと(九死に一生を得たこと)

@ 発作がおきたがなんとか会社へいけたこと。そしてなんとか病院へいけたこと。

 急性心筋梗塞とは心臓の筋肉に血液を送っている冠動脈が急に詰まって心臓の筋肉が壊死する病気です。したがって、発病したら出

 るだけ早くカテーテル検査を受けて詰まった冠動脈をもう一度、血液が流れる状態に戻す治療をしてもらうことです。  

発病してから6時間以内が治療の勝負、有効時間帯だそうです。私の場合、時間的には限度いっぱいでした。                  

結果的には心臓の1/3 が壊死した(一生のこる)が命は助かった。処置があと数時間遅れていたら命はなかったらしい。

再発防止のために運動療法(心臓リハビリテーション)食事療法、禁煙を実行し、薬をきちんと服用し、職場や社会生活に安全に       

復帰しなければなりません。



A 最初の天津市第1中心医院(総合病院)では言葉が通じないのと激しく強い胸痛におそわれ絶命するのではないかといった不安感、恐怖感を伴った状態であった。やっとの思いで心電図検査をしてもらい急性心筋梗塞発病とほぼ判定された。それと6ヶ月ほど前インターネットでたまたま知っていた日本語の通じる病院=龍頭クリニック(天津人民解放軍第254医院)を指名し転送をお願いした後、意識がなくなった。



B 2つめの病院にたまたまその日、日本語の出来る心血管病専門の戦(セン)軍医が北京より天津人民解放軍第254医院に出張でこられていたこと。手術中、日本語でいろいろ説明を受けた。安心感が違った。このBは自分にとって非常に幸運だったと思う。

浦執刀医も星印が多い人であった。中国では医師にもランクがある。

 後でこの病院での日本人入院患者第一号と知った。入院生活はとてもさびしかった。



C ステント再狭窄予防の画期的な薬物溶出性ステントを使った「再灌流療法」という最新のカテーテル治療を受けた。この治療は中国の方が進んでいた。(日本では昨年の暮れに厚生労働省の認可がおりたが事例がまだ少ない。)

 再狭窄率が風船カテーテルでは30%、通常の金属ステントでは20%→この薬物金属ステントでは5%ということで中国の医師も自信をもっていた。これも幸運だったと思う。



D 「無意識で脈打つ自分の心臓の鼓動を動画で見る。」

  壊死状態のところが健全部の動きに引っ張られて動いているさま。ハート形。1分間に60回ほどうごく。握りこぶし大ほどで絶え間 

  なく収縮、拡張をして1分間に約5?、1日8トン近くの血液を送り出す。いとおしい。頑張って欲しい。

  感動を覚えます。





E 女性の本質的な素質に敬意を「ありがとう物語」 鈴木健二

1. 中国の看護婦さん 術後3日間、24時間体制で看護してくれた。日本でも夜勤等の勤務状態を体験したが看護婦さんは女性が本質的に持っている優しさや小さきもの、弱きものに対するいたわりの心など、女性そのものが表現されている天職であり、先天的にこうした素質が備わっているので女性は一層美しき存在であり得ると思った。

2. ナイチンゲールの偉大さ −看護婦に必要な条件−

1. 患者の痛みや苦しみに対する知的な関心

2. 患者の悩みに対する心のこもった関心

3. それに的確な技術を所有していること

 まさしく自立した女性と思った。

3. 妻の看病に対して「ありがとう」頭の下がる思いです。

    妻は初めての中国で?好と謝々で16日間、大変だったと思う。

    私の方は謝々と笑顔で19日間の中国での入院生活大変でした。

又、   私が我がままがいえる唯一の女性だということがよくわかりました。

  「ありがとう!」