| 私が脳内出血で倒れたのは平成13年2月15日でした。 |
| 仕事の用事で外出するつもりの矢先突然倒れてしまいました。一週間意識不明になり、気がついた時には自分の身体がどおなったかのか全く分かりませんでした。右半身麻痺で何の感覚もなくなっていました。 起き上がることも出来ず、驚くことばかりでした。 言葉も思うように話せず、たまにしゃべれば違ったことばかり。これも右半身麻痺の人に多くみられる失語症です。そんな中でリハビリが始まりました。計算が どの程度できるかテストしました。 14+17 この計算が出来ないのです。 計算は自分の仕事だと思っていたのに、、、、 あまりに愕然として自分という人間が内部から壊れてしまうようでした。 こんな状態で一ヶ月後リハビリの専門病院に移りました。 病院から三ヶ月くらい入院が必要だといわれました。三ヶ月のあいだ一生懸命リハビリをやれば、以前のように健康になれるんだ、、、、と思いました。 しかし現実は大きく違いました。7月1日、車椅子から離れるのがやっとで杖にしがみついて退院しました。家に帰ってからは生活そのものがリハビリでヘルパーさん頼りの想像したこともない毎日でした。 平成14年秋に友人から 谷川温泉 のお話がありました。勧めてくれる友人に あの温泉は何回か入った ことがあるけど私には効かないよ と返事をしました。 それからも友人は声をかけてくれました。 でも気持ちは変わりません。通院していた東洋医学の先生に相談すると 温泉ならどこでもいい、 行く方がいい。 という肯定的な回答でした。 半信半疑のうちに 谷川温泉 行こう と決めました。 平成14年10月下旬、倒れてから初めて 谷川温泉 を訪ねました。 当然、元気なときとは違います。 温泉にどうやって入ろう、、、、、から全てのことに練習が必要でした。友人がすべて付き合ってくれました。四日間の滞在は必死のうちに過ぎました。 帰宅してから友人に 谷川温泉 の感想をきかれました。 必死 というだけでなにもありません。 返事に困ってしまいました。 効き目 これも返事が出来ません。でも全然なかったわけでもありません。 どこがどんな ふうかわからないけれど微かに効いたかもしれない、、、こんな返事をしたと思います。 すると友人は一ケ月後、温泉に行くように勧めました。 乗り気ではない私でした。 一ケ月間に一週間のペースを守るのが大切 。 とくに寒い時ほど温泉の効果が大切、、、、、と友人に諭されました。 年末の多忙な時期に別の友人の付 き添いで再度 谷川温泉 に来ました。 今回は一週間の予定です。 付き添いの友人は次ぎの日帰ったので一人になりました。 右半身麻庫で言葉も自信がない…どおしよう と 思いました。 一人の時に転んだら大変 それだけは注意しよう またもや必死の生活です。 六日目に友人が迎えに来てくれてあくる日帰りました。 私の感想は 効き目があるみたい と自分から言たような気がします。 それから約2年、20回近くお世話になりました。 健康なときには感じることが出来なかった温泉の効き目はとても不思議です。 回復のしかたも不思議です。 ここでいろんな人達に会いました。 いろんなことを話しました。 いろんな人と親しくなりました。いろんな人がだんだん不思議になってきます。 そしてその気持ちは温泉につかるごとに少しずつ少しずつ強くなります。 身体はゆっくりですが確実に回復しています。身体が回復すれば嬉しいはずです。 でもなぜか不安があります。 不思議です。 だんだん不安が浮かびあがってくるような気がします。 見えてきたのは 壊れそうな自分 です。 回復する 身体 を感じながらも 心 は戸惑っています。 倒れるまえの 自由な身体 悩む心 を思い出しました。 身体もとにもどれば心ももどる、、、、、心はもどりたくない 、、、それなら今のままの不自由な身体で十分だ、、、、心の葛藤が始まりました。 不思議なご縁があります。 友人に付きそわれて不安いっぱいで谷川温泉へ来たときのことです。 最初に会ったのは、倒れたときすぐに駆けつけてくださった先生です。 その時の私は意識がありませんでした。 そんな私とエレベーターで会ったのです。 二人とも 不思議、、、不思議、、、、そんな気持ちでいっぱいでした。 2年後、私は別の不安をもちはじめました。 そんな時また先生と会えたのです。奥様と二人り私の回復ぶりに驚かれました。 それに反して 身体がもとにもどれば心ももどる でも心はもどりたくない と不安を口にしました。 ご夫婦で時間をかけて私を 楽 にしてくださいました。 これからは心身とも回復したい、、、、素直にそう思おう。 倒れてから苦しみ、、悩み、不自由して、、、その先にあるのは… 今の私にはわかりません。 温泉にはいって、散歩して、自分を癒そう。 感じるものが変わってきます。 谷川で出会う方々のお陰で癒されます。外から見える形はちがっていても内からは同じものがみえます。 広池博士 二年たって私も少しずつかわれました。 心をみつめて、心が自然に流れるのを楽しみたいと思います。 皆さんもどうか、健康第一に過ごしてください。 |
| 平成16年11月吉日 尾崎哲子 |