心に残る言葉

栗林信彰  
平成26・12・8
【松本健一先生を偲んで】

こんにちは、栗林です。
私の住む群馬県前橋市出身で評論家・歴史学者でもある
松本健一さんが去る11月27日にお亡くなりになりました。
先生は麗澤大学でも教鞭を執られていましたので図書館等で
先生の書かれた著書を見かけると、読ませて頂いていましたので
訃報に大変驚きました。
本日12月8日の上毛新聞、社説「三山春秋」欄に先生の記事を含め
心にのこる言葉 が書かれていましたので全文ご紹介させて頂きます。

『 戊辰戦争で敗れ荒廃していた越後長岡藩を復興させるにはまず、人づくりが第一だとして力を尽くした同藩士、小林虎三郎に、「天有万古月(天に万古の月あり)/我有万古心(我に万古の心あり)」で始まる漢詩「清夜吟」がある。  〈虎三郎のまなざしは、この(戦争の)渦中にありながら歴史の彼方のほうからこれを遠望するふうである〉。 先月末、68歳で亡くなった前橋市生まれの評論家、松本健一さんは、虎三郎の評伝『われに万古の心あり』(1992年、新潮社)でこの作品への思いを書いている。 さらに、〈 いまを、いまの時点のみで考えてはいけない。(略) いまを超える普遍的な立場から遠望してみなければいけない 〉という考えが〈虎三郎の精神の真髄〉だと指摘した。 同書から20年後の2012年12月、『遠望するまなざし』(李白社)と題する本を出版した。自民党が民主党から政権を奪還した衆議院選直前のことだ。虎三郎に再び光を当てた理由を直接聞きたくなってインタビューさせてもらった。政治家も官僚も、歴史に学ぶ姿勢が決定的に不足しているとし、混迷を極める今だからこそ、虎三郎の思想が欠かせないのだと熱をこめて語った。今回の衆院選投開票まで1週間を切った。多彩な評論活動で、この国の行方を案じた松本さんの言葉をもう一度かみしめたい。 』
  
以上です。松本健一先生のご冥福を祈ります。