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[詩 集]
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この詩は2003年の新居君の詩です。
「あの日に戻れたら」
新居英治
あの日に戻れたら 言えたこと
あの時はどうしても言えなかったこと
今なら 言えたのに
でも 言えなくてよかったのかもしれない
あの日に戻れたら もう少し
男らしく振舞えただろう
と思うのは今だから言えることで
あの時に,
うじうじと あいつに言われたことをそのまま
受け止めるしかなかった
私は結局一人芝居を演じて
すごすごと舞台を去っていた
自分の思いを伝えることすら
あきらめていたように思える
あの日に戻りたい
いや戻ってはいけないよ
あの頃はもう思い出として そっとしておいてあげよう
ひとりよがりで せいぜい 日記に毎日つづるのが精一杯の
じめじめとした自分を許してあげよう
だって、どれだけあれから
人に許し続けてもらってきたことか
だから今も生きていられるのだから
傷ついたことより
傷つけた言霊の多さを見たまえ
だから
あの日には戻ってはいけない
戻りたくとも 懐かしくとも
それでも時に 激しく もう一度だけ
言えたら告げたい あの時のわが思いを
小学校時代 中学校時代 そして麗高時代
あいつに あの人に あの瞬間に
先に旅立つひとがあらわれるたびに
そのひとの思い出の叫びが聞こえるようで
2003年9月21日 午前1時54分
今朝、中学生と雨に全身をぬらしながら
半日コーチ
もう若くないんだよ、新居くん